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12/19 不十分な加熱が原因――自家製ミンスパイ2個で飲酒運転に?

クリスマス・シーズンでアルコールを飲む機会が増える中、飲酒後に車を運転することの危険性は誰もが承知しているものの、クリスマスの代表的なお菓子のひとつであるミンスパイ(※)を2個食べただけでも、飲酒運転に相当する量のアルコールを摂取するのと同様の状態になるケースがあることが報告された。

この事実は、ソールズベリー平原のラークヒルにある王立砲兵学校で、軍警察による公開実験の中で明らかにされたもの。軍関係者らの前で、ある警官がミンスパイ2個を食べ、その後酒気帯び検査を行なったところ、検査ではアルコールの陽性反応が現れ、観衆を驚かせたという。

ミンスパイは高温で十分時間をかけずに焼いた場合、熱で生地が温まるだけで、中身に使われているブランデーなどのアルコール分が蒸発せずに残ってしまうためとされており、やはり英国の伝統的デザートでもあるシェリー・トライフル(スポンジ・ケーキとカスタード、クリーム、フルーツなどをシェリー酒で和えたもの)でも同様の結果になることが分かったとされる。

完璧なクリスマス・プディングの作り方をポッドキャストで公開したばかりというベテラン・シェフ、マルグリット・パッテンさん(91)は、この実験結果に「十分可能性はある」と賛同。ミンスパイは20〜25分ほど、十分時間をかけて焼けば、熱が芯まで行き渡り、風味をそのまま残しつつアルコール分は完全に抜けるとしている。

しかしながら、栄養生化学者のジャネットジャクソンさんは、「飲酒運転と判断される量に達するには、ツーショットもしくは1パイント半(約852ml)のアルコール摂取が必要。ミンスパイ2個に含まれるアルコールでは不十分」として、この実験結果に疑問を呈しているという。

※ミンスパイ:パイ生地にドライフルーツやスパイス、ナッツなどを入れて焼いた伝統的な英国のお菓子。かつてはひき肉(ミンスミート)も含まれていたことからこの名がついた。

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