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化学飼料や抗生物質などを使用せず、オーガニック認定された飼料で育てられたオーガニック・チキンは、通常のチキンより価格が高い分、味もよく、栄養的にも優れていると思われがちだが、このほど行なわれた調査では、こういったオーガニック・チキンは鶏舎で大量飼育されたチキンに比べ、味・栄養共に劣るという結果が報告されたことが伝えられた。
食品化学の専門誌「the International Journal of Food Sciences and Nutrition」によると、スコットランドにあるストラスクライド大学の研究者チームが、スーパーで販売されているチキンを対象に調査を実施。通常のチキンより3倍も高い、キロあたりおよそ8ポンド50ペンス(約1,700円)で売られているオーガニック・チキンは、(オーガニックとは限らない)放し飼いの鶏の肉も含む通常のチキンより、心臓病予防や脳の働きを促進させるという栄養素オメガ3や、ガンなどを予防するとされる抗酸化物質が少なかったほか、コレステロールの含有量は普通のチキンの2倍にも達したケースがあったばかりか、さらに目隠しをした味テストでも最もパサパサしているとの判定を得たとされる。
調査チームでは、オーガニック・チキンが通常のチキンよりも栄養的に優れているとは限らないと指摘。この原因として、オーガニック・チキンは人工肥料などが禁止されている一方、通常のチキンには肉質をよくするためのビタミンやミネラルが多く含まれた飼料が与えられているためではないかと分析。なお、オーガニック食品の利点に関しては今年はじめ、食品基準局が、オーガニック牛乳は通常の牛乳と比べて栄養的に大差はないとする調査結果を発表しているという。
しかしながら、オーガニック食品の認定団体「the Soil Association」では、他の多くの調査がオーガニックの栄養的価値を認めているとし、同調査結果に反論を表明。
ちなみに、英国のオーガニック食品市場は、昨年には2000年の2倍にも達する16億ポンド(約3,200億円)となり、2010年までには27億ポンド(約5,400億円)に達するとみられている。
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