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英国の大手郵便サービス会社「ロイヤル・メール」では7日から、毎年恒例のクリスマス切手の販売を開始したが、今年の切手の絵柄はサンタクロースや雪だるま、トナカイやクリスマス・ツリーで占められ、聖書に関連したモチーフがまったくないため、教会関係者から「クリスマスの真の意味を伝えていない」との批判の声が寄せられていることを英国の大衆紙「デイリー・メール」が伝えた。
今年のクリスマス切手は、郵便物のサイズや重量、厚さによる新料金システムが8月から導入されたのを反映し、ファースト・クラス、セカンド・クラスのそれぞれで2種類のサイズが発行されているという。
切手の絵柄にイエス・キリストの誕生にまつわるものとは無関係のものを採用した理由として、「ロイヤル・メール」では、大切なのはクリスマスそのものを祝うことであり、サンタクロースやトナカイなどもクリスマスには大切なモチーフであると弁明。しかし英国国教会側では、幼子イエスや聖母マリア、天使や三賢者などの聖書に関連したものは、クリスマスの「大切なモチーフ」から外されたかのようとし、「ロイヤル・メール」の決定に強い不満を示しているとされる。
クリスマス切手の販売は40年前に始まって以来、ほとんど毎年、宗教的なモチーフがデザインされてきたが、こういった宗教的モチーフが4年間続けて取り上げられなかったため、教会側では2004年に不満を表明。この時に「ロイヤル・メール」では「切手は他宗教社会でも利用されるため、ひとつの宗教にこだわったデザインは不適切」としたものの、昨年の切手の絵には幼子イエスを崇拝する男女の額にヒンドゥー教徒の印があったことで、苦情が寄せられるという騒ぎが起こったばかりという。
ちなみに、他宗教への配慮という理由で、英国航空が接客カウンターに勤務中の社員に対し、十字架着用を禁止したり、米系の会社が広告内で「クリスマス」という言葉の使用を避けたりといった過剰反応があちこちでみられている。なお、最後に行われた2001年の全国国勢調査では、英国民の70%以上がキリスト教徒であるとの統計結果が報告されているという。
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