今年8月にアメリカ行きの旅客機爆破計画が露呈してから、英国内の空港ではチェックインする乗客に対して厳格な機内持ち込み荷物制限を行なってきたが、来週6日からついにこの規制がやや緩和される旨が明らかになり、一部からはこの緩和内容がさらに乗客の混乱を招くとの批判の声も寄せられていることが伝えられた。
機内持ち込み荷物にはこれまで、化粧品も含む液体やペースト状のものは一部例外を除いて一切が禁止されていた。しかし、来週からは1つの容器につき100ミリリットルまでの液体の持ち込みが、指定の透明ビニール袋に入りきる量である限り許可されるという。
なお、手荷物として機内に持ち込める液体には飲料品全般、スープ、シロップ、化粧用クリーム、シェービング・フォーム、デオドラント剤、ヘア・ジェル、シャワー・ジェルなどが含まれ、機内持ち込み用の荷物が1人につきひとつという規制に変わりはないとされる。
しかし、空港セキュリティ・サービスの専門誌「Aviation Security International」のフィリップ・ボーム氏は、この新たな規制緩和内容が乗客にさらなる負担をあたえると指摘。搭乗前のセキュリティですでに、X線調査のためにラップトップ・コンピューターをバッグから出したり、靴を脱いだりといった手順を強いられているにもかかわらず、今度は液状の携帯物をビニール袋に入れるという余計なことをしなければならなくなるとし、一般常識を外れた決定と非難しているという。
ちなみに、英国運輸省では、今回の規制緩和は、厳格な警備を保持しつつも乗客の利便性を考慮にいれたものと説明している。
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