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仕事を持った英国人のうち、楽な暮らしをしようとするあまりに懸命に働き、毎日同じことを繰り返すストレスだらけの生活を抜け出して、収入は減っても家族などとゆったり暮らせる生活をしたいと望んでいる人の割合は、3年前のわずか53%に比べて、61%に増えたことが調査の結果明らかになり、物質的豊かさよりも精神的豊かさを求める傾向が強くなったことが指摘された。
保険会社「Prudential」の調査によると、お金を稼ぐために懸命に働く生活から抜け出すことは、かつては物質的な豊かさの放棄する降参と否定的にみなされていたが、現代では毎日のストレスから自分を解放するための価値ある行為という見方が優勢であることが判明。ストレスだらけの都市生活を離れ、自分が本当に求める仕事をみつけたり、海外で新たな生活を築いたりしたいという英国人は1,700万人にも達し、このような傾向が最も強いのは高給職でマイホームを所有し、子供がいる35〜44歳で、夫婦共に長時間働き、多額の住宅ローンを抱えている人々であるという。
同調査ではさらに、引越しはしないまでも、より多くの余暇時間が持てるなら今より安い給与の仕事についてもいいというのは38%、職業を問わず最も大切なのは仕事と私生活のバランスとしているのは25%、お金はそれほど大切ではないとするのは全体の3分の1となったほか、海外移住を考えているのは40%、国内のどこか生活費の安い地域に引っ越したいとするのは3分の1に達し、かつては引退生活を連想させた田舎家や海外移住が若い世代でも注目されていることが明らかになった。
ロンドンやイングランド南部をはじめとする不動産価格の高騰により、自宅を売り払った資金で住宅ローンを完済し、お金のかからない地域に引越しすることが容易になったこと、より質の高い公的教育機関に子供を通わせたいという親が増えたことがこのような動きをさらに促進。
ちなみに、希望あふれる新生活に切り替える人が最も多い地域はグレーター・ロンドンで、全体の71%。「家族と過ごす時間が欲しい」というのが最も多いのはイングランド北東部、現在の生活に満足している人が最も多いのはイングランド北西部とスコットランドであることも指摘された。
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