ロンドンのユーストン駅からマンチェスターに向かっていた「ヴァージン」社の電車が27日夜、途中でフロントガラスのワイパーが破損したために一旦停車。運行ストップの理由そのものに眉をしかめた乗客らは次に、ワイパーを修理するための道具を持っている人がいないかどうかたずねる車内アナウンスが流れたことで、自分の耳を疑うという事態が起こったことが報じられた。
この電車は走行中、電車のワイパーが破損。ワイパーがみつかって修理されるまで、途中のラグビー駅で緊急停車を余儀なくされたという。
修理道具の所持をたずねる車内アナウンスに、4人の乗客が名乗りをあげたとされるが、そのうちのひとりで甥たちと共にマンチェスターに戻る途中だったという37歳男性は、その時の様子を説明。
たまたまネジなどの道具を持っていたというこの男性が、他の3人の乗客と共に電車の先頭部に行ってみると、フロントガラスのワイパーは完全に外れてしまっており、紛失した部分のワイパーを探し出して元通りに直さなければならない状態であったとされる。
「ヴァージン」の社員ではないが、鉄道関連団体に勤務していたことがあるという別の男性乗客が、片足をプラットホームに、もう片足を電車のフロントガラス部分にかけてなんとか修理を試みたものの、結局破損したワイパーは直すことができず、この電車はディーゼル機関車でマンチェスターまで牽引されることになったという。
ところがトラブルはさらに続き、「ヴァージン」社の電車の電気系統がディーゼル牽引車と合わなかったため、乗客は全員ここで下車し、次の電車を待つ羽目になったとされ、このために合計1時間半の遅れが報告された。
ちなみに「ヴァージン」社では2年前に、ロンドンとマンチェスターの約320キロの区間に、大々的な宣伝を伴って新車両の電車を導入したばかりという。
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