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10/31野菜嫌いには格好の言い訳!?――野菜の「好き嫌い」には遺伝子が関連

野菜の好き嫌いは、個人が持って生まれた遺伝子によってほぼ確定され、野菜に含まれる苦味を敏感に感知する遺伝子をもっていれば野菜を嫌い、逆に遺伝子が苦味に鈍感であれば野菜を好むようになるという、野菜嫌いには格好の言い訳ともなり得る研究結果が報告された。

研究者チームが行なった調査では、ボランティアにまず、様々な野菜をその苦味ごとに評価してもらった後、それぞれの参加者に対して、苦味の感知に関わっている遺伝子の組み合わせを調べたという。

苦味を感知する遺伝子には、苦味に敏感なものと鈍感なものの2種類があり、研究チームは、2つ1組というその組み合わせが異なっている点に着目。敏感に苦味を感じる遺伝子2つを1組として保持している者は、ブロッコリやキャベツ、芽キャベツなどの野菜を「ものすごく苦い」と感じて嫌っている一方、苦味に鈍感な遺伝子2つを1組として保持している者は逆に野菜を好む傾向が強く、また苦味に敏感な遺伝子と鈍感な遺伝子を1つずつ保持している者は、その中間という結果になったことが分かった。

研究者らはさらに、野菜嫌いはおそらく人間の体を健康に保とうとする自然の働きであるかもしれないと示唆。苦味の元である化学物質は、身体的・精神的成長や性的な発達に欠かせないヨウ素が体内で機能するのを抑制する働きを持つことが知られている。ヨウ素が多く含まれる食品は海産物やある種の野菜に限られているため、こういったヨウ素を含む食物がなかなか手に入らない地域では、貴重なヨウ素の働きを妨害する食品(苦い野菜など)を嫌うような体の仕組みが出来上がっているためと分析しているという。

ちなみに、たとえ苦味に敏感な遺伝子の保持者でも、成長するにつれて野菜の味を肯定的に感じる味覚が芽生えてくる可能性もあることが指摘された。

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