「3台のジャガーを持つ男」と皮肉をこめたニックネームでも知られるジョン・プレスコット副首相が12日、ブレア首相不在の閣僚会議を指揮するためにダウニング・ストリート(首相官邸)に到着した際、乗ってきた公用車がジャガーの新車=写真上=であったことから、現在「副首相」とは名ばかりの身分である同氏が公用車として新車を所有することに批判の声が寄せられていることを英国の大衆紙「デイリー・メール」が伝えた。
プレスコット首相は今年5月、事務所内での浮気スキャンダルが発覚した後、副首相としての実質的な職務に携わる権限を剥奪されたものの、副首相としての肩書きだけは残され、今でも配下に18人の職員を雇用。これらの職員の年間手当130万ポンド(約2億6,000万円)を含む、年間200万ポンド(約4億円)もの税金が、同副首相のために費やされている計算になるという。
この新しいジャガーに関して、プレスコット副首相側では、公用車に新車を使用していることは認めたものの、イングランド北東部のハル・イーストにある同副首相の自宅にはいまだにジャガー2台分の駐車スペースしかないことを挙げ、このジャガーはあくまで政府からこの日のためだけに借りた公用車であると主張。プレスコット副首相はこれまでのジャガー=同下=もいまだに所有しており、もう1台は故障しているとし、この日の新車は同副首相が新たに買い求めたものではないと説明したという。
ちなみにこの日、プレスコット副首相が乗っていた「ジャガー XJ2.7 TDVI エグゼクティヴ」は車体を軽くするアルミニウム製の燃料節約型。6段階スピード切り替えのオートマチック車でパワー・ステアリング、エアコン、バック駐車用センサーが標準装備され、音声に反応して機能するCDプレーヤーと衛星ナビ・システムもあるとされる。
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