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家庭で母親から何でも世話をしてもらい、過保護に育てられる男児は、自分の時間を有効に使うことができず、また嫌な仕事に対処するといった訓練もされないため、家事の責任を押し付けられる女児よりも、将来学校での成績不振に陥る確率が高いことが指摘された。
元教員でもある研究者が、都市部に住む成績不振の男児を対象に行なった調査によると、片親や、両親が離婚した家庭では、男児は9〜10歳という年齢でも「一家の大黒柱」として大切に扱われ、精神的に未熟であるにもかかわらず、物事の決定権などを任されることが多いという。
このような男児中心の家庭環境は一見よさそうにみえるが、学校ではこれが仇となり、男児は学校で一所懸命勉強することを「女々しい」こととみなすようになると指摘。こつこつと学習を積み重ねるよりも、競争やリーダーシップ、戸外での「冒険」などといった、より男性らしい活動に重点をおくようになった結果、学校では落ちこぼれになってしまうと説明。
少年による反社会的行為や犯罪がニュースの見出しを頻繁に飾る中、このような少年たちは実は精神的にとてももろい存在であり、その根源は親から年齢に見合わない、大人の男性としての責任を押し付けられることにあるという分析がなされたという。
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