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10/5 原因は消毒用塩素?――屋内プールでの水泳、子供が将来花粉症になる確率が上昇
月1回以上、定期的に屋内プールで水泳をする子供は、あまりプールで泳がない子供に比べて将来、花粉症になる確率が70%も高くなるという研究結果が報告された。

アレルギー研究専門誌「Allergy」に掲載された研究報告では、35〜74歳の成人2,600人以上を対象に、花粉症の罹患率と子供時代の水泳プールの利用頻度との関連性を調査したところ、子供の頃に月に1回以上、プールで泳いだ経験をもつ大人は、子供時代にあまり水泳をしなかったという大人に比べて、花粉症を患う確率が70%も高いことが分かったほか、調査前の1年間に定期的に水泳をしていたという人では、鼻水や目のかゆみといったアレルギー症状を訴える確率も30%高かったとされる。

この原因として研究者らは、水泳プールの消毒用に使われている塩素を挙げ、屋内プールの空気中に発散された塩素が、まだ成長途上にあり、十分な抵抗力が呼吸器に備わっていない小さな子供や乳児に影響を与えるためと示唆。小さい頃から清潔な環境の中で雑菌にさらされることに慣れていないため、体内の免疫機能が十分発達していないことで起こるという、これまでのアレルギー原因説に加え、プールの塩素も十分アレルギー源として考えられるとの見解を示しているという。

しかしながら、英国のアレルギー患者支援チャリティ団体「Allergy UK」では、水泳が花粉症の原因とする確たる証拠はまだないとし、このような研究結果が発表されたからといって、子供にとって理想的な運動でもある水泳をすぐにやめさせる必要はないとコメント。また、水泳プールの促進団体でも、屋内プールの使用によって起きる問題の多くは、プールの前にシャワーをきちんと浴びないなどの不衛生さから発生しており、むしろ塩素がもたらす利点の方がはるかに大きいと主張している。

ちなみに、英国の花粉症患者数は過去30年間で大幅に増え、花粉症を患う人は700万人と推定されているほか、ぜん息の子供も少なくとも140万人にのぼり、英国はぜん息患者数が世界で最も高い国のひとつとなっているという。

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