地球の温暖化による影響で、英国における今年の冬の天候は、専門家の間でも予測がいつにもまして困難になっている現状が伝えられた。
今年初めに英国気象庁が発表した年間天気予報によると、今年の冬は雨が多いことを意味する「平均よりも暖かい」との表現がなされていたが、現在では「気温は平均に近く、通常の冬より雨が多いか、または晴れることが多い」との不明瞭な表現に変わっており、専門家でも今年の冬の天候に関してはよく分からない部分が多いとみられているという。
天候の予測を困難にしている原因は、南アメリカに近い太平洋上で発生するエルニーニョ現象であるとされている。
エルニーニョ現象はこの海域の水面気温が異常上昇することで、これにより、アジアの一部に干ばつ、南アメリカに集中豪雨と洪水がもたらされることが多いが、今回のエルニーニョ現象は前回発生したものより穏やかではあるものの、長期的に天候を予測するのはほぼ不可能であるという。
気象庁では、現在発生している地球的規模での気候の変化により、今年の冬の天候はあらゆる可能性が考えられるとし、今後も注意深く観察を続けていく方針を示しているという。
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