英国の中等教育終了資格試験であるGCSEの科目を選択する際、ラテン語は難しいという教師のアドバイスによって学生に敬遠され、また実際にほかのGCSE試験教科に比べると好成績をとることが困難であることが明らかとなり、語学教育推進派が懸念を表明していることが伝えられた。
ダラム大学所属のロバート・コー博士率いるリサーチ・チームがティーンエイジャー60万人のGCSE試験結果を分析。その結果、ラテン語、化学、物理学、生物学、統計学、スペイン語は、演劇、メディア研究、英語、社会学に比べて、高得点獲得が困難であることが判明。コー博士は、学生が高得点獲得が困難な教科を避けて通るような受験システムを見直すべきであるとコメントしているという。
ケンブリッジ大学のラテン語学習科School Classics Projectの理事長ウィル・グリフィス氏は「ラテン語は難しい」という第一印象が、学生たちがこの教科を敬遠する最大の理由になっていると述べ、また教師は生徒たちにラテン語を勉強させたいと思いながらも、GCSEの成績を考えフランス語などの現代語学を選択した方がよりよい成績を取ることができるとアドバイスせざるをえない状況であると指摘。
ラテン語は1988年に導入された国の教育カリキュラムによって、公立校での主要科目から外されてしまっている。同年には1万6000人の学生がGCSE試験でラテン語を選択したが、その数は現在3分の1まで減少しているという。
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