運動が健康維持に有益であることは十分承知しているものの、体を動かすことをつい敬遠しがちな人々の間で、スポーツ・ドリンクやエネルギー補給のスナック・バーなどといった、スポーツ関連の食品が大人気となっており、運動しないことへの後ろめたさを、健康的とされている食品を口にすることで少しでも償おうとする心理の現われと分析されていることが伝えられた。
市場調査機関「Datamonitor」によると、スポーツをする人の栄養補給のためと謳われている食品の市場は、2005年には1億8,000万ポンド(約360億円)に達したとされ、2010年までにはさらに売上げが30%伸びて、2億3,500万ポンド(約470億円)にも及ぶと予測されているという。
スポーツ食品は、消費市場の中でも最も顕著な売上げ増加をみせている分野で、英国はドイツとイタリアに続き、ヨーロッパで3番目にスポーツ食品の消費量が多い国であるとされる。
同調査報告では、スポーツ食品は体を動かした後にこそ本当の効果が得られるとされているものの、特に運動をしていなくても、コーラやチョコレートよりは健康的な食品を口にしていると「思う」ことで、精神面でよい影響が得られると指摘。しかし、このような人にとっては、スポーツ食品が必ずしも健康的とは限らないとも警告されている。
スポーツ食品人気の背景には、カフェインを多く含む飲み物が健康にもたらす悪影響がより広く認識されるようになったこと、「Red Bull」のような他のエネルギー補給飲料の人気などもあるとみられている。
しかしながら一方で、筋肉増強に必要なタンパク質を多く含むサプリメント食品は、筋肉を整えるようなスポーツが時代遅れとみなされるようになったことで、2005年の4,100万ポンド(約82億円)から、2010年までには4,300万ポンド(約86億円)と、あまり大きな売上げの上昇はないと予想されているという。
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