英国内で公道を走るのに適さない車を運転するドライバーは3人に1人にものぼり、約6,000人のドライバーを対象に行った抜き打ち検査でも、運転する車が自動車税未納や無保険・無登録、または車検を通っていないなど、いずれかの違法条項にひっかかるというのは30%となり、全国規模に換算するとドライバー3,000万人のうち約900万人にも及ぶことが明らかになった。
今年3月に1日だけ行なわれた違法車両取り締まり結果を元に、警察と運輸省がまとめたところによると、違法車両を運転するドライバーの割合は、2004年の13.4%から今年には28.4%へと、2倍以上にも増加。
この日の取り締まりだけで逮捕件数が20件にも達したほか、調査された5,793台の車のうち、公道の走行には適さないと認められたのは全体の28.4%。また、これらのうち未登録車が占める割合は1.6%、無保険者は1.9%、自動車税未納者は2%となり、現在有効な車検証を持たないのは4%余り、紛失や盗難車は約0.2%、違法登録車は5.4%となったとされる。
同調査報告では、このような違法車両による周囲のドライバーへの危険は予想以上に大きいと警告。さらに、スピードカメラよりもパトロール警官を増やすべきであるという指摘や、保険に加入せず、危険な運転をする傾向が強い若者ドライバーを強く批判する声も聞かれているという。
こういった違法車両を取り締まるため、警察では現在、車両保険会社のデータベースにアクセスし、必要があればその車両を一時没収する権限が与えられており、将来的には警察のデータベースへのアクセス権を、車の登録や車検団体にも広め、無登録車や車検切れの車両の摘発にも役立てようと検討しているとされる。
しかし一方で、違法車両が多いのは、400〜2,000ポンド(約8万〜40万円)もする保険に加入するよりも、わずか150ポンド(約3万円)の罰金を払った方が安くあがると考えるドライバーがいるためとの意見もあり、無保険や無登録車を乗り回す常習犯がいるにもかかわらず、行政側が徹底した対策を怠り、法に従う善良な市民が違法行為の犠牲になるのは不公平極まりないとの批判が寄せられているという。
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