英国最大手のスーパーマーケット・チェーン「テスコ」が、非食品市場に本格的な進出を予定しており、今年末までに非食品小売業者としては英国最大規模になるとの見方がなされていることが伝えられた。
全国に1,400店舗を展開する「テスコ」では、その多くの店舗で食品以外にも衣料品や書籍、DVD、電化製品、ガーデン・ファニチャー(庭用の家具)などを扱っているが、今年末までにカタログ販売システムを導入して非食品部門での取扱商品をますます増やしていく意向という。
これによって「テスコ」が非食品部門から得る収益は、今年だけで60億ポンド(約1兆2,000億円)以上にも達し、来年初めまでには消費者が費やす27ポンド(約5,400円)のうち、1ポンド(約200円)近くをテスコの収益分が占める計算になるとされる。
さらに、非食品市場を占める小売業者としては、カタログ販売の「Argos」やDIYチェーン「Homebase」を所有するライバルの「ARG」を抜いてトップになるとみられ、「テスコ」が非食品市場で占めるシェアは今年末までに、「ARG」より0.1%多い、3.6%になるという。
調査元の「Verdict Research」では、消費者のニーズを的確に見通し、市場開拓に卓越した「テスコ」のビジネス戦略が企業の成長を促す秘訣と分析。
このニュースは、「テスコ」の戦略が業界内にさらなる価格競争を引き起こすきっかけとなると期待している者には朗報といえるが、大手の価格競争に対抗するだけの「体力」がない小規模小売業者にとっては、ますます苦境を強いられる元になるとの懸念も寄せられている。
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