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老齢者に対して不当な扱いや放置などの虐待行為が、社会問題として注目されるようになっているが、このような老齢者虐待の被害者が自分の周りにもいるという人は全体の25%にものぼり、しかもこのような虐待行為の多くは、老人ホームや病院で起こっていることが調査の結果明らかになった。
老人への虐待とみなされるものには、身体的暴力に加え、老齢者を馬鹿にしたり、いい加減な医療行為を行ったり、また食事や入浴をさせないなどの行為が挙げられるという。
調査機関「GfK NOP」が、老齢者への虐待行為反対キャンペーンを実施したBBCラジオ2の番組のために、成人1,000人を対象に行なった調査によると、「英国内の老齢者虐待は『深刻』な状態にある」と感じている人は全体の55%で、その割合は、女性ではさらに60%と高くなるという。
さらに、老齢者への不適切な行為がみられる場所としては、老人ホームが53%、病院が48%となったほか、老齢者自身の自宅も29%を占めたとされる(複数回答)。
シェフィールド大学で老人学を教えるブリジット・ペンヘイル教授は、老齢者虐待はすでに深刻な社会問題として認識されているとし、虐待が発生した時にどれだけ適切な対応を行っていくかが今後の大きな課題であると指摘している。
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