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快適な眠りにつくために、寝る前の1杯の赤ワインが効果を発揮するという事実が科学的にも証明されたことが報じられた。
白ワイン製造の過程では取り除かれてしまうが、赤ワインの発酵にはかかせない「ブドウの皮」にはメラトニンという成分が含まれていることが分かったという。
メラトニンは健全な睡眠サイクルを調節するため、人間の脳から分泌されるホルモンのひとつで、これが減少すると不眠状態になってしまうといわれる。このホルモンはすでに既成の睡眠薬の成分ともなっており、今回の研究を発表したミラノ大学の研究チームでは、なぜ人は1日の最後に赤ワインが欲しくなるのか、なぜ赤ワインはリラックス作用があるのかがこれで解明できたと話している。
さらに、イタリアで栽培されている主要なブドウ品種のうち、8品種についてメラトニンの含有率を比較したところ、最もメラトニンを多く含む品種は、イタリアの高級ワインであるバローロやバルバレスコに使われるネッビオーロ種だったという。また、カベルネ・ソーヴィニョン種やメルロ種、そしてキャンティの主な成分であるサンジョヴェーゼ種からも多くのメラトニンが検出された。
他の品種と混ぜて使われることが多いカベルネ・フラン種は比較的メラトニンが少なく、ネッビオーロ種の約20分の1という結果に終わったが、カベルネ・フラン種以外は、通常人体から検出されるメラトニン量より多くの含有率が見られたとされる。
心臓病、肺がん、アルツハイマー症から歯槽膿漏の予防まで、赤ワインの幅広い効能は医学的にもすでに知られているが、最近の調査では長寿との関係も示唆されているといい、赤ワイン愛好家にはうれしいニュースが続いている。
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