長時間労働のストレスによる健康への悪影響は、男性よりも女性に顕著であることが調査の結果明らかになり、ストレスを感じるとつい甘いものやカフェインを大量に摂取するなどして食生活が乱れ、また運動量も少なくなる傾向が男性よりも女性に強いと分析されていることが伝えられた。
社会調査機関「the Economic and Social Research Council」が、平均年齢40歳の男性193人、女性229人を対象に行なった調査では、ひとりひとりに食習慣の詳細と仕事の状況や社交生活について、「日記」をつけてもらったという。
その結果を、「上司とのミーティングに臨む」「プレゼンテーションの準備をする」「締め切りを守るのに失敗する」「同僚と口論する」などの職場における日常のストレス、「友人と口論する」「鍵をなくす」といった私生活におけるストレス、そして頭痛をはじめとする身体的ストレスへのそれぞれの反応を分析したところ、特に女性の間では主食としての食事の内容に大きな変化がみられ、ストレスを感じていると高カロリー・高糖質の食品やスナック、カフェインを多く摂取し、野菜などの摂取量は激減することが分かった。
また、女性では運動量が減り、喫煙者の場合、タバコの本数が増えることも指摘されたが、男性ではストレス下での食生活や運動量には変化はなかったとされる。
調査元では、女性は甘いものなどを食べることによってストレスによる精神的苦痛を和らげようとする傾向が強いとし、心臓病やガンなどの予防のためにも、プレッシャーを感じている時ほど、健康的な食事を心がけることが必要と示唆。
ちなみに同調査では、男女共に労働時間が長くなると飲酒量が減るという、超過勤務がもたらす意外な効能も分かったという。
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