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EU拡大により英国内での労働が合法的に認められたことで、旧東欧諸国から優れた労働力が英国内に大量に流入。しかし、こういった労働力に対抗できるだけの基礎学力や優れた技術を持たない英国の若者は、就職の機会を移民労働者に奪われてしまい、失業する者がさらに増加すると懸念されていることが伝えられた。
英国商工会議所が「ファイナンシャル・タイムズ」紙の中で明らかにしたところによると、ポーランド人をはじめとする旧東欧出身の労働者は一般的に英国人よりも基礎学力が高く、優れた技術をもち、仕事へも熱心に取り組むという。そのため、労働意欲に欠ける英国人よりも、このような外国人を雇用する企業が増加。英国最大のバス運行会社「First
Group」では、すでに1,000人の東欧出身者を雇い、これからも東欧からの雇用に積極的な姿勢をみせている。このほか、ウエスト・サッセクス州に本社を置くある建設会社では、仕事中に誤ってケガをしても、病院で手当を受け、すぐに戻ってくると仕事を抜けて「穴」をあけてしまったことについて謝罪までするというポーランド人労働者の態度に感心し、東欧出身者の労働倫理のすばらしさを絶賛しているという。
商工会議所では、英国人が労働市場から落ちこぼれてしまうような状況は、学校を卒業しても仕事に必要な基礎学力や技術を十分身につけていない若者が多いためと指摘。一部のエリートのみが専門教育を受けられる現行の教育システムを、能力にこだわらず全員が将来必要な基礎学力を得たり、技術を学べたりするようなものに変えないかぎり、英国の若者の就職状況は悪化するばかりと主張している。
ちなみに、英国の失業率は6年続けて最多となり、失業中の人は昨年22万人強増えて160万人に達し、求職者手当を申請しているのは95万人以上とされる。
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