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英国では今週に入ってから最高気温が摂氏30度を超える猛暑が続いているが、経済の専門家によると、気温が摂氏32度に達した場合、生産率が約3分の1低下するとされ、この猛暑のための生産率低下で英国が被っている経済の損失額は、1日あたり1億6,800万ポンド(約336億円)に達するとみられていることが伝えられた。
ビジネス・コンサルティング会社「the Centre for Economics and Business Research」によると、この損失額のうち390万ポンド(約7億8,000万円)は、社員が遅れて出社するためとし、暑さによるスピード制限で通勤電車が遅れたり、混雑するラッシュアワーの時間帯を避けようとしたりする結果であると指摘。
個人レベルでは暑くなるとアイスクリームやビールなどの消費が増え、プラス面もありと考えがちだが、こういった出費は全体のより膨大な損失の埋め合わせにしかすぎないと分析。また、英国産業界の代表団体「the
Confederation of British Industry」では、猛暑によって体調を崩す人が多く、病欠の増加を招いているのも、さらに1,000万ポンド(約20億円)の損失上乗せにつながっているとしている。
19日の記録的な暑さに続き、20日にはイングランド南東部や北西部、グラスゴーなどで雷雨を伴い、30度をやや下回る気温となったものの、21日から週末にかけては湿度、気温ともに高い天候が続くと予想されているという。
猛暑は首都の交通網にも大きな影響を与えており、ロンドンの地下鉄では20日の夕方、高温で通信システムが故障し、主要線でダイヤが大幅に乱れたほか、ヴィクトリア駅付近での火災、オックスフォード・サーカス駅の混雑超過などが事態をさらに深刻化。地下鉄内の気温は摂氏47度に達し、利用客にとってはまさに「地獄」のような暑さとなったことが報告された。
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