キャリアの選択肢として、就職よりも妊娠を選ぶ10代少女が増加。このような若い10代の母親の中には、児童手当などの公的給付を収入源とするために妊娠する道を選ぶ者もいると危惧されていることが伝えられた。
英国は現在、ヨーロッパで最も10代の妊娠率が高い国とされ、ブレア首相が1億3,800万ポンド(約276億円)をかけて10代の妊娠率低下政策を打ち出しているにもかかわらず、2004年のイングランドにおける18歳以下の少女の妊娠件数は3万9,545件と、前年よりもわずか8件減っただけであるという。
若者の生活向上を目指すチャリティ団体「the Trust for the Study of Adolescence」が行った調査では、10代で母親になったという少女41名にインタビューを実施。これらの少女は経済的に恵まれない家庭の出身で、避妊についての知識はあったのものの、それをしなかったために妊娠、または計画的に妊娠し、全員が昨年のうちに出産したという。
調査の結果、同団体では経済的に恵まれない家庭環境にある少女は、子供を持つことを「キャリア」とする傾向が強いと結論。10代の妊娠は大多数が意図しないものであるため、この調査結果を一般的な傾向とまで言い切ることはできないとしながらも、妊娠した少女たちの中には、よりよい未来のためにも、不安定な就職の道を選ぶより、妊娠した方がよいと考える者もいることが指摘された。
しかしながら、行政側ではこの調査結果を否定。注意深く選ばれた一部の対象のみに絞って行なわれたこの研究の結果は信憑性に欠けると反論している。
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