英国内の婦人衣料品売上げが6年連続で低迷し、格安販売チェーンなどによる価格競争の余波とみられていることが伝えられた。
小売業界の専門団体「Verdict」の報告によると、ファッション関連商品の売上げはマイナスにこそなっていないが、その伸び率は2000年以来最低を記録。6年前には7%の上昇をみせていたが、今年はわずか2%弱アップの177億ポンド(約3兆5,400億円)にとどまると予想されており、その背景には「Primark」や「New
Look」、「TK Maxx」などの大手チェーンによる格安販売戦略があるとされ、このような価格競争に対抗するため、「マークス&スペンサー」や「Debenhams」、「Next」といった、割高の販売チェーンも商品価格を下げざるを得ない状況に追いやられているという。
「Verdict」では、このような価格競争の激化は消費者には朗報だが、価格を下げるだけの余裕がない販売側にとっては厳しい事実と指摘。価格競争が激しくなるにつれ、消費者も知識が増えて、安価で質の高い製品を求めるようになるとし、販売価格の低下により同じ金額で買える品物の数は増えるものの、消費者1人あたりが買物に費やす額は増えないとして、販売側は業界で生き残るためにますます知恵を絞らなければならなくなっていると分析されている。
なお、格安ファッション・チェーンとして業績を伸ばしつつある「Primark」は今年、他のファッション・チェーン「New Look」とデパート・チェーン「Debenhams」を追い越し、国内の婦人衣料品販売店としては上位5位に入ることになると予想されている。
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