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母乳のよさを強調するアドバイスに縛られ、母乳が十分与えられないにもかかわらず、粉ミルクを使用することを拒絶する母親が増加。その結果として乳児が脱水症状を起こし、病院で手当てを受けるケースが全国で週に最高250件にものぼっているとされ、母乳にこだわりすぎる母親の姿勢と、初めて子供をもつ母親に適切なアドバイスを行う助産婦の不足がその原因の一部とされていることが伝えられた。
このような事態は主に、生後2〜3日の乳児に起こるという。母乳をまったく与えられていない、または十分に与えられていない乳児は泣き寝入りしてしまい、次におなかがすいても、泣くだけの体力がなく、そうして3〜4回授乳の機会を逃してしまった後は、母乳を与えられても、授乳中に乳児が疲れて寝てしまい、また母乳摂取に失敗するという悪循環を繰り返すことになるとされる。しかし新米の母親はこれを「満腹になった」ためと誤って解釈してしまうと報告されている。
また、母親が母乳にのみこだわって、いざという時にも粉ミルクを与えるのをためらう傾向が強いこと、出産後3〜4日で自宅にもどる母親に対し、「授乳時間は自然にまかせればよい」といったような不十分なアドバイスがなされていること、産後に自宅を訪れて母子の健康状態をチェックし、適切な助言を与える助産婦の数が不足し、十分なアドバイスを得られていない母親が少なくないことなどが、問題をより深刻にしていると指摘されている。
ちなみに英国保健省では、生後6ヵ月までの乳児には母乳のみを与えるのが望ましいとしているものの、英国の母乳授乳率はスウェーデンの98%に対してわずか3分の2と、ヨーロッパ最低を記録しているという。
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