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ロンドン市内の路上で銃などの武器を突きつけられ、物品や金銭などを強奪されるという事件の発生件数は、今年4月5日までの1年間で、前年の1,115件から30%以上増え、1,494件にものぼったことが明らかになり、銃が一般にも広く普及している証拠とみられていることが報じられた。
ロンドンの夕刊紙「イヴニング・スタンダード」が入手した統計結果によると、ロンドンで武器を使用した強奪事件の通報件数は過去5年間で最多となり、このような事件が最も多く発生した地区はサザーク、ランベス、ハックニー、ブレント、ウォルサム・フォレストであるとされるが、このような事件は中心部以外の地区でも増加。グリニッジでは昨年、前年の2倍にあたる46件、リッチモンドではわずか1件から10件へ、キングストンでも3件から25件と激増したという。
警察活動の監視委員会「メトロポリタン・ポリス・オーソリティ」の副代表で、ロンドン市内の銃犯罪調査をまとめた著者でもあるシンディ・バッツ氏は、銃の違法所持といえば、かつては一部の犯罪集団や薬物ディーラーにのみ関連付けられていたが、現在ではそうした犯罪に関わっていなくとも簡単に銃が入手できるようになったとし、この傾向に強い懸念を表明。銃犯罪は一般的に減ってはいるものの、銃による殺人事件は逆に増えていると報告している。
メトロポリタン・ポリスによると、MP3プレーヤーのようなハイテク機器の利用者が増えたためか、路上強奪の件数は昨年だけで16%増加。学校に通う子供たちがこのような犯罪の被害に遭う件数も増えており、ロンドンでは1日あたり50人の子供が被害に遭っている計算になるという。
しかし、メトロポリタン・ポリスの暴力犯罪を担当する部署では、今年5月からの取り締まり強化にともない、過去3ヵ月における強奪事件発生件数は前年の同時期に比べて減少したと発表。全体的な銃犯罪の発生率も4月以来23%減ったとし、若者が銃を所持する傾向は憂慮されるものの、こういった銃のほとんどは偽物で、本物の銃が使用されるケースはごくわずかと分析している。
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