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英国犯罪史上最も名前が知られていた裁判所のひとつ、ロンドンのボウ・ストリート裁判所が、不動産開発業者への建物売却に伴い、14日を最後に閉鎖。これにより、同裁判所の267年に及ぶ歴史にも終止符が打たれることが伝えられた。
ボウ・ストリート裁判所所長ティモシー・ワークマン氏は、歴史ある同裁判所を守るため、大法官と共にあらゆる手をつくしたとされるが、財政的な理由からこれをあきらめざるを得なかったとの無念の思いを訴えているという。
同裁判所の職員や現在取り扱い中の裁判事項はすべて、ホースフェリー・ロード裁判所に移され、この裁判所もやがて改名される予定とされている。
ボウ・ストリート裁判所の建物は、アイルランドのゴールウェイに本社を置く開発業者「Edward Holdings」によって、高級ホテルに生まれ変わることになっているが、1998年にレストランに改装され、3ヵ所の独房がレストランのバーの個室にされてしまったという元マールバラ・ストリート裁判所の例にみられるように、改装によって裁判所としての建物の品位が損なわれてしまうという懸念も寄せられている。
ボウ・ストリート裁判所は、19世紀に警察的組織として活躍していた「ボウ・ストリート・ランナーズ」の名前の由来にもなっており、英国犯罪史上著名な事件の裁判において、容疑者が初出頭する場所として知られる。
同裁判所に初出頭した犯罪者には、1910年に妻殺しで起訴されたハーヴィー・ホーレー・クリップリンや、1968年に共謀罪や殺人罪で起訴された東ロンドンの悪名高いギャング、クレイ兄弟、そしてごく最近では偽証罪などで有罪となった保守党議員ジョナサン・エイトキンやジェフリー・アーチャーなどがいる。
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