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テニスのウィンブルドン大会で、厳重な警備にもかかわらず、試合中に部外者がコートに侵入するという騒ぎが相次ぎ、大会の開催団体である「the
All-England Lawn Tennis Club」では警備体制の早急な見直しを迫られるとともに、ウィンブルドン史上初めて、コートと観客席の間にガラス製の壁を設置することを検討せざるをえないと発表したことが伝えられた。
コート侵入騒ぎは、スイスのロジャー・フェデラー選手とクロアチアのマリオ・アンシック選手との男子シングルス準々決勝の試合中に発生。離婚に伴う父親の立場向上を目指す過激派団体「RealFathers4Justice」を名乗る男性2人が、午後3時過ぎにコートに駆け込み、テニスのまねごとをして抗議活動を実施。この2人は警備員に取り押さえられた後、逮捕されて、ウィンブルドン警察署で事情聴取を受けたとされる。
ウィンブルドンでは昨年のテロ事件を受け、会場入り口にX線検査機や爆発物探知機などを設け、警備を強化したものの、この前日にも女子シングルスのマリア・シャラポワ選手の試合中、1万4,000人の観衆を前に、全裸の男性がセンター・コートを駆け回るという騒ぎが起こったばかり。一握りの人々の身勝手な行動によって、テニスの楽しみが損なわれてしまうのは残念としながらも、選手の安全を考慮した場合、観客席とコートの間をガラス壁で隔てるのも止むを得ないとコメント。警備員の増員や会場内19ヵ所のコート入り口に持ち物検査用のスキャナーを設けることも検討中という。
ちなみに、1993年のドイツ・ハンブルグにおけるテニスの大会では、モニカ・セレス選手がコートへの侵入者によって刺され、重傷を負うという事件が発生。これが試合中に起こったことで、スポーツ界に大きな衝撃を与えた。
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