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ヨーロッパの寿命は全体的に延びてきており、各国間の差も寿命では縮まってきているものの、健康でいられる年数には大きな開きがあることが調査の結果明らかになり、英国はトップのイタリアに比べ、健康でいられる年数が男性で10年、女性で14年も短いことが報告された。
高齢者の支援チャリティ団体「Help the Aged」やレスター大学の研究者らなどで構成された研究チームが、EU加盟国内の6万世帯を対象にアンケート調査を実施。各国の死亡率や病気の罹患率に、回答者自身の主観的評価などを加味して、健康でいられる年数を計算。回答者が「全体的に自分は健康」と感じていること、運動機能障害やガン、心臓病などの長期疾患にかかっていないことを「健康」の基準としたという。
その結果、英国では、男性の平均寿命が76.2歳であるものの、健康でいられるのはこのうちの61.5年で、ヨーロッパ全体では6番目。英国を下回った国は、フランス、ハンガリー、ポルトガル、フィンランドのみで、女性でも同様の結果が得られたとされる。
ちなみにイタリアは男女共に、寿命、健康でいられる年数の両方でヨーロッパのトップになったとされ、その理由としては、魚介類や不飽和脂肪酸、野菜や適度な量のワインなどを含む、健康によいとされる地中海式食生活、南欧の温暖な天候、さらに喫煙率や充実したヘルスケアなどが考えられているという。
この調査はまだ初期段階で、ヨーロッパ各国にこのような差がある明確な理由はまだ分かっていないものの、専門家らはこの調査結果が、国民の寿命そのものよりも、健康でいられる年数を延ばす政策の必要性を各国政府に訴えるきっかけになればと期待しているという。
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