「他人に見られている」と感じるほど、人は不正な行動を避けるという研究結果が報告され、この研究結果が反社会的行動防止に応用できると期待されていることが伝えられた。
ニューキャッスル大学の研究者チームが行った実験では、大学内の職員休憩室にドリンクの無人提供コーナーを設け、料金箱を設置して、支払いはドリンクを購入する人の意志に任せたとされる。
この料金箱にはA5サイズのポスターで紅茶、コーヒー、ミルクそれぞれの価格を提示するとともに、ポスターの飾り用イメージには「花」と「目」のイラストを週交代で掲載し、それぞれのイメージとドリンク購入時の支払い率との関連性を調べたという。
その結果、ポスターに「目」のイメージが提示された週には、正直にドリンクの代金を支払う人の割合が、「花」のイメージが提示された週より約3倍多いことが分かった。
研究チームでは、購入者が「目」のイメージにより「見られている」という意識を持ち、正直に料金箱にお金を入れたためとし、人間は他人の視線を感じるほど、自分勝手な振る舞いを慎むようになると分析。この傾向は、実生活の中でも十分応用できるものとしている。
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