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英内務省によると、終身刑を宣告されたにもかかわらず、6年以下で仮釈放(※注)となった受刑囚は、2000年以来53人にものぼることが明らかになり、多くの凶悪犯が「野放し」になっている状況に批判が強まっていることが報じられた。
内務省の担当官ジェリー・サトクリフ氏によると、このような終身刑囚の中には、わずか15ヵ月以下の服役で仮釈放となった者や、一度仮釈放になりながら刑務所に戻され、再び仮釈放を認められた者などがいるとされるが、これらの受刑囚は全員、再犯の可能性は低いと判断されたという。
しかしながら、影の内相である保守党のデイヴィッド・デイヴィス氏は、婦女暴行や殺人などの凶悪犯罪で終身刑を宣告された者が50人以上も、短期間の服役期間を経ただけで仮釈放になるのは、これらの犯罪者を事実上「野放し」にしているのと同じであると内務省を激しく批判しているとされる。
この事実は、凶悪犯罪者への刑罰のあり方をめぐって、英国政府に対し、ますますプレッシャーをかけるものとみられている。
凶悪犯への刑期問題では、ジョン・リード内相が、小児性愛犯罪で有罪となったクレイグ・スウィーニー被告(24)への刑罰が「軽すぎる」と批判したことで、政治家の間でも様々な意見が飛び交っているという。
南ウェールズのニューポート出身であるスウィーニー被告は、性犯罪目的で3歳の女児を誘拐し暴行、終身刑を宣告されたものの、実際には5年108日の服役期間を過ぎれば、仮釈放になる可能性があることが明らかになったことから、リード内相はこのような状況を改善すべく、法務長官に犯罪者の刑期見直しを提案、世論にも大きな波紋を投げかけた。
※仮釈放:有罪判決を受け、懲役などの刑罰が執行され、刑事施設に収容された受刑者が、その刑期満了前に、刑事施設(刑務所など)から一定の条件の下に釈放され、社会生活を営みながら残りの刑期を過ごすことが許されるという、刑事政策上の制度。
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