子供の味覚について、魚や肉のどちらを好むかというのは親からの遺伝、一方、野菜やデザートなどの甘いものについては生後にどう育てられたかといった外的要因で決定されるという興味深い調査結果が明らかにされた。
ガン患者支援チャリティ団体「Cancer Research UK」が行った調査では、遺伝と生後の環境がそれぞれ、どのような点で子供たちに影響するかを調べるため、すべての遺伝子を共有する一卵性双生児の母親103人と、遺伝子の半分を共有する二卵生双生児の母親111人を対象に、双子たちの食生活に関するアンケートを実施。
その結果、牛肉や羊肉、魚、ベーコン、鶏肉といった高タンパク質食品への味覚は遺伝的要素が大きく関わっている一方、野菜やデザートの好き嫌いは生後の養育環境に左右される場合が多いことが分かったという。
調査をまとめたジェーン・ウォードゥル教授によると、親がブロッコリやニンジン、スポンジケージが好きであれば、その子供もこれらの食品を好きになる傾向が強いと示唆。その理由としては、親がある特定の食品をおいしそうに食べる姿を見て、子供たちもそれに倣おうとするため、またはある食品が常に身近にあることで、子供たちがその食品を好きになる機会も多いためと分析し、例えばフルーツかごにいつもバナナが入っていれば、子供はバナナを好きな食べ物とみなすようになるとしている。
子供の好き嫌いの原因を追究することで、将来ガンなどの深刻な成人病を引き起こしかねない劣悪な食習慣の元を解明し、子供の肥満問題理解にも役立つと期待されている。
ちなみに、英国内のガン診断件数は年間1万2,000件にものぼっており、肥満をなくすことでこれらのガンを予防することが可能という調査結果も報告されているという。
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