|
スピード・アップに慣れ親しんでいる若い世代の英国人にとって、「待つ」ことはこの上ない苦痛であり、どんなに些細な時間でも、あらゆる場面で待たされるのを避けようとする傾向が強いことが調査の結果明らかになり、何事も忍耐強く、きちんと行列を成して順番を待つという、伝統的な英国人気質が薄れつつあることが指摘された。
インターネットの金融サービス「Easymoney.com」の依頼で行われた調査によると、18〜29歳の英国人は「待つ」ことを嫌い、銀行での行列を敬遠するあまり、現金化していない小切手をポケットやバッグに入れたままにしておいたり、家の中に放っておいたりしていることも珍しくなく、このような小切手の合計額は4億ポンド(約800億円)にものぼるという。
さらに、行列を嫌うあまり、医者や歯科医、美容院に行くことも躊躇するという若者もおり、「予約時間まで待たされるのが嫌だから」医者に行きたくない者は全体の40%。その結果、病気になったことがあるというのは約17%で、「歯科医に行く時間がない」というのも全体の30%、「美容院で待たされるくらいなら、髪の手入れはしなくていい」と考えているのも、全体の3分の1以上に達したとされる。
また、「待つ」のが嫌いというのは若者の社会生活にも影響を与え、「時間がかかりすぎる」という理由で献血を拒否するのは6人に1人、結婚は「手続きに時間がかかる」ため、独身でいた方がいいと考えるのは5%、スーパーのレジの行列を見て買物をあきらめてしまうというのも20%になったほか、行列に並ぶのは「まったくの時間の無駄」とするのは全体の29%、「行列には決して並ばない」という人も5%いたと報告されている。
© 1999- 2006JAPAN JOURNALS
LTD. All rights reserved
*本ホームページ中の記事を無断で複写複製(コピー、ペースト)することを厳禁します。
|