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他人のコンピューターにウイルスを送信し、コンピューター内のデータを空にしてしまった後で、これらの情報を取り戻すためのパスワードを教えるのに最高150ポンド(約3万円)の「身代金」を要求するという悪質な犯罪が発生し、警察などではユーザーに対して、コンピューター内の情報保護対策を怠らないよう、警戒を呼びかけていることが報じられた。
英国内で初めて、コンピューター内の情報を「人質」にするというウイルス「Ransomware」の犠牲者となったのは、ランカシャーのロッチデールに住むヘレン・バロウさん(40)。病棟看護婦としての仕事をしながら保育士資格取得のための勉強をしているというバロウさんは、ある日、自分のコンピューターにログオンしたところ、家族の写真や資格論文にいたるまですべてのファイルが消えてしまっており、これらのファイルを取り戻すために金銭の支払いを要求するメモだけが残されていたという。
資格のために過去1年間積み重ねてきた研究レポートなどをコンピューター内に保存していたバロウさんは、卒業論文提出に間に合わせるためにどうしてもファイルを取り戻したかったとされ、地元のITストアにコンピューターを持っていったところ、店のスタッフが何とかパスワードを解明し、「身代金」を支払うことなく、ファイルを見つけることができたとされる。
バロウさんはまた、グレーター・マンチェスター警察にも事件を報告。同警察ではコンピューター・ユーザーにウイルスへの警戒を促しているという。
コンピューター・セキュリティーの専門家は、自分のPCを十分保護していない人は多いとし、コンピューターのウイルス駆除ソフトを更新すること、大切なファイルはバックアップ・コピーをとっておくこと、ウェブサイトへのアクセスや電子メールの添付ファイルを開く際は十分注意することが必要とコメントしている。
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