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心臓病や脳卒中で、英国の医療や経済にかかる負担は年間290億ポンド(約5兆8,000億円)にも及ぶという調査報告が、オックスフォード大学の「Health
Economics Research Centre」によって発表された。
心臓病関連のオンライン専門誌「Heart」に掲載された調査報告によると、これらの負担額のうち、NHS(英国の医療保険制度)への負担は160億ポンド(約3兆2,000億円)で、ヘルスケアの支出全体の21%を占めているという。このうち最も大きな割合を占めている支出は、医療機関における患者への直接治療費で100億ポンド(約2兆円)。薬代には30億ポンド(約6,000億円)が支出されているという。
また、心臓病や脳卒中が原因とされる英国内の会社欠勤日は合計6,900万日とされ、これによる英国経済の損失額は30億ポンド(約6,000億円)にのぼるとみられている。
さらに調査元では、医療技術の進歩で高齢者に健康な人が増えているのも、医療費負担が大きくなっている原因のひとつと分析しており、高齢化社会のマイナス点を指摘しているとされる。
心臓病は年間約11万人の死因とされており、英国で最もよくみられる死因となっているが、その死亡者数も減少傾向をたどっており、心臓病で救急病棟に運ばれた患者のうち、30分以内に救急処置を施される割合は、2002年の40%から現在では80%以上に増加。65歳以下の心臓病による死亡率も、2013年までに大幅に減るとの予測がなされているという。
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