|
家事や育児などの家庭と仕事を両立させることは、女性にとってストレスだけが募るものとのマイナス・イメージが強いが、このような多忙なライフスタイルを抱える女性は、専業主婦や子供のいない女性よりも肥満になりにくく、また長期的にみるとより健康であるという指摘がなされたことが伝えられた。
ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンの研究チームが、専門誌「the Journal of Epidemiology and Community
Health」に発表した研究報告によると、1946年に生まれた英国人女性1,000人以上を対象に、26歳、36歳、43歳、54歳の時点でそれぞれの健康についての調査を実施。同時に体重も記録していった結果、26歳から「妻業」、「母業」、そして「職業」にと多忙な生活を送った女性で54歳になった時に身体の不調を訴える人は、これらの3役のうちどれかをこなさなかった女性に比べ26%少なかったほか、肥満になる確率も低いことが分かった。
これらの女性の多くは、出産のために一時仕事を休んだものの、また職場に復帰。約半数は子供の成長中もずっと仕事を続けたとされる。
同調査ではまた、あまり外で仕事をしたことがなく、生涯ほぼ専業主婦という女性は最も健康を害しやすく、シングル・マザー、子供のいない女性がこれに続くことも判明したという。
政府の発表では、5歳以下の子供をもつ女性の55%が、住宅ローン返済のためなどにフルタイム、またはパートタイムで仕事をしていると報告されている。
なお、今回の調査では母親が仕事を持つことで子供に及ぶ影響については調査されなかったが、母親が3歳以下の子供を託児所に預けて仕事に行くことは、子供には生涯の心理的な悪影響を及ぼす恐れがあるとの警告もなされているという。
© 1999- 2006JAPAN JOURNALS
LTD. All rights reserved
*本ホームページ中の記事を無断で複写複製(コピー、ペースト)することを厳禁します。
|