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1ペンスや2ペンス硬貨は使いづらい、価値が低い、財布が重くなるだけ、といった理由から一時は廃止を求める声すら挙がっていたが、世界市場における銅の値上がりを受けて、1ペンス硬貨は1.65ペンス、2ペンス硬貨に至っては2倍近い、3.3ペンスもの価値があるとされることが伝えられた。
銅の価格は今年に入ってからすでに80%以上も値上がりし、11日の時点では1トン4,800ポンド(約96万円)と最高値を記録するなど、市場の中でその値動きが注目されている取引物とされている。
1970年以来、コンピューターをはじめとする電気製品の部品材料として、銅の需要は2倍に増加。さらに最近見られる価格上昇の背景には、過去5年に渡り、中国からの需要が拡大したことがあるとされ、英国における銅の在庫量は史上最低となっていると報じられている。
現在、英国内で流通している2ペンス硬貨は63億3,900万枚、1ペンス硬貨は103億6,000万枚と推定され、このうち1992年以前に製造された銅貨は97%の銅を含み、2ペンス硬貨に含まれる銅は6.9グラム、1ペンス硬貨の銅は3.45グラムになることから実際の価値は額面よりも高いとされる。硬貨から銅1トンを抽出するには1992年以前に製造された1ペンス銅貨29万枚が必要とされ、額面上は2,900ポンド(約58万円)だが、実際の価値は4,500ポンド(約90万円)以上に達するという。
しかしながら、硬貨から銅を抽出することは技術的には可能でありながらも、一度スクラップにされることで金属そのものの価値が下がってしまうこと、また銅を抽出するだけの大量の硬貨を保管する場所がないことや、1992年以前の銅貨にしかその価値が認められないことなどで、実際に古い銅貨から利益を得ることは非現実的との指摘もなされている。ちなみに、硬貨を許可なく溶解するのは違法という。
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