トニー・ブレア英首相の支持率がわずか26%にまで落ち込んだことで、同首相は近代の歴代労働党首相の中で最も不人気な首相となったことが調査の結果明らかになった。
調査機関「YouGov」が公表した数字によると、1997年5月に労働党政権が誕生してから5ヵ月後に行われた調査では、ブレア首相は83%という記録的な支持率を誇っていたが、その後9年間で大きく低下。これまでの労働党首相の中で最も不人気とされていたのは、英国通貨ポンド切り下げを敢行、1968年5月の時点で支持率が27%にまで落ち込んだ、当時のハロルド・ウィルソン首相だったが、ブレア首相の支持率はさらにこれを下回ったとされる。
ブレア首相の支持率低下は、刑期を終了した外国人犯罪者の扱いに関するスキャンダルや、ジョン・プレスコット副首相の不倫騒動、NHS運営上の危機問題に加え、地方選挙での大敗といった悪運続きの労働党にとってさらなる打撃になるとみられており、こういった不祥事の連続がブレア首相の支持率低下を招いたと考える人は全体の40%。
また、労働党支持者の中でも、ブレア首相は首相職をゴードン・ブラウン現蔵相に譲って退任すべきと考える人は22%となったほか、ブレア首相は来年中に退任すべきとする人も29%を占めているとされる。
各政党の支持率については今回の調査で、保守党が37%、労働党が31%、自由民主党が17%、そして極右派の英国国民党が6%を占め、公認賭博業者の中には、次期総選挙では保守党が勝利するという予測を立てるところもすでに現れているという。
ちなみに、保守党出身の歴代英国首相の中では、ブレア首相の現在の支持率をさらに下回る記録もあり、人頭税導入案への反発が暴動にまで発展した1990年4月に支持率が24%にまで落ち込んだマーガレット・サッチャー元首相や、1995年、支持率15%を記録したジョン・メージャー元首相などがいるという。
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