教会の礼拝で賛美歌斉唱の際に伴奏を行うオルガン奏者が、農村部を中心に不足する中、サマセット州ヨーヴィル近郊のマッドフォードにある聖マリア教会では、唯一のオルガン奏者が病気になったりした時に備え、英国内の教会としては初めて、1,899ポンド(約37万9,800円)をかけて最新のカラオケ伴奏マシン=写真=を導入したことを、英国の大衆紙「デイリー・メール」が伝えた。
賛美歌の伴奏を行うこの演奏マシン「HT-300 Hymnal Plus」は、クロイドンに本社を置く「Hymn Technology
Ltd」が作成。この機械には最高2,750曲の伴奏がダウンロードでき、操作ひとつで瞬時に再生が可能であるほか、その伴奏を100ワットのスピーカーから流し、大型スクリーンで歌詞を表示することも可能。また、礼拝に集まる信者の層に合わせて伴奏の速度も調整し、賛美歌の伴奏だけでなく祈祷の言葉を流すこともできるという。
14世紀に設立されたという同教会のピーター・ウッド牧師は、教会のオルガン奏者不足を解決してくれる画期的なものと、この機械を賞賛。オルガン奏者が病気や旅行中の時でも、教会での賛美歌歌唱が可能になると期待している。
この伴奏機器は、同教会のオルガン奏者クリスティン・ウィトビーさんが礼拝に来られない時に、同教区委員を務めるビル・ワトキンズさんが「賛美歌DJ」として操作にあたるとされ、人の伴奏でしかできなかったとされる、賛美歌最後尾の「アーメン」の部分を微妙に長く伸ばすよう設定できる点も、この機械の優れた点と評価している。
このカラオケ伴奏マシンの導入は、他の教会でも検討中とされるが、テクノロジーがどれほど発達しても、やはり人間の手による伴奏に勝るものはないとの考えは変わらないとみられている。
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