英国では結婚前に、最後の「自由な時間」を楽しむスタッグ・パーティー(男性同士)、ヘン・パーティー(女性同士)を催すのが習慣だが、このようなパーティーを海外で行う人が増えるに従い、外国で飲酒がらみの騒ぎを起こし、外務省職員の世話になるケースも多発。これをうけ、外国での個人の無責任な行動によるトラブル発生時には、外務省職員の派遣などにかかる手数料を強制的に本人の自己負担にすべきとの案が、国会で提示されたことが伝えられた。
外国における英国人のサポートに対して、現地の在外領事館員は1時間につき84ポンド50ペンス(1万6,900円)の手数料を請求できる権限を持つとされるが、公的資金利用状況の監視委員会「the
Public Accounts Committee」によると、これまでに発生した8万4,000件のケースのうち、実際に当事者に手数料を求めたのはわずか323件でしかないという。
同委員会では、個人の無責任な行動や準備不足により海外でトラブルに巻き込まれた場合は、公的機関からのサポート費用を自己負担にさせ、さらには他への「見せしめ」として、当事者の名前などを公表すべきであると主張。英国人旅行者が海外で羽目を外しすぎ、トラブルに見舞われた挙句、このような同国人を救済するために、外務省や英連邦の職員が出動するケースが大幅に増加していることで、これに伴う費用を本人に請求する正当性を訴えているという。
結婚前パーティーを開くのに国外を選ぶ割合は全体の70%を占めるほど近年の流行となっている一方、滞在先でトラブルに見舞われるのも全体の25%にアップ。このうち、現地警察に逮捕されるケースが25%となっているほか、パスポートのコピーを持参しているのはわずか31%、ほぼ半数は旅行保険に加入していないという。
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