|
年間授業料が2万3,000ポンド(約460万円)という、裕福な家庭出身の学生が集まるある私立校で、今年9月の新学期から、「本当の幸せとは何か」について教える授業を開始する予定とされ、注目を集めていることが伝えられた。
バークシャーのクローソーンにあるウェリントン・カレッジには、寄宿生も含めて800人の学生が在籍しているが、新学期から10〜11歳の生徒を対象に、週に1度「本当の幸せ」についての授業を行うとされ、授業の中で生徒は、人間関係や身体的・精神的健康の維持の仕方、否定的な感情への対処法、目標を達成する方法などについての講義を受けるという。同校の教師らはケンブリッジ大学の教授から心理学の訓練を受け、授業への準備をするとされる。
トニー・ブレア首相やジョン・メジャー元首相に関する著書もある政治専門家で、敬虔なキリスト教徒でもあるというアンソニー・セルドン校長は、この授業を宗教の代替とするよりもむしろ、補足的なものとし、学生が精神的により安定した人生を過ごすことが出来るよう手助けするものと期待。
有名になってお金を稼ぎ、財産を築くことばかりがティーンエージャーの関心を集めている現代において、様々な調査でも明らかにされているように、社会全体が豊かになるほど、人々は幸せを感じなくなっているという事実を子供たちはきちんと認識する必要があるとし、また学生ひとりひとりが幸せで満ち足りた一生を過ごせるよう、その基盤を築くのが学校の責任と説明。このような授業は、教育省の提示する教育改革などよりもはるかに重要なものとしている。
© 1999- 2006JAPAN JOURNALS
LTD. All rights reserved
*本ホームページ中の記事を無断で複写複製(コピー、ペースト)することを厳禁します。
|