過去5年間にロンドンの地下鉄構内で発生した負傷事故の被害者は1万2,000人以上にも及び、ロンドン地下鉄がこのような被害者への補償金として支払った額は合計500万ポンド(約10億円)にものぼっており、さらにこのような被害者の多くは酔っ払っていたことが原因と指摘されていることが報じられた。
ロンドン地下鉄によると、負傷事故の多くは酔った乗客が帰宅する時間帯である、夜遅くに発生しているとされ、地上から地下にあるプラットホームまでの移動の際に負傷したのは7,000人近くにもなるという。
さらに、電車のドアにはさまれるなどといった事故で負傷したのは800人、電車とプラットホームの隙間に落ちたという人も800人、死亡事故も11件にを数えたとされる。
昨年最も負傷事故が多かった地下鉄の駅は、ウォータールーが121件、続いてキングズ・クロス&セント・パンクラスが117件。少々『変わった』ところでは、「静止物に接触」して起こった事故が72件、「飛行物にぶつかった」事故が17件、「昆虫や犬、または他の乗客にかまれた」というのは10件であったと報告されている。
首都の交通状況改善を目指すキャンペーン団体「the Capital Transport Campaign」では、このような負傷事故の発生件数は、地下鉄の近代化工事の遅れを反映するものと指摘。地下鉄駅のエスカレーターが工事中のため、乗客は階段を使用せざるを得ず、これが事故の発生リスクを高めているとしている。
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