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ロンドンのトラファルガー広場にあるネルソン提督の像で、ハトの糞や汚染された空気による汚れを取り除くため、大掛かりな清掃・修復作業が開始された様子を、英国の大衆紙「デイリー・メール」が伝えた。
専門家による調査の結果、花崗岩でできた高さ約56.4メートルの台座と、その上に立つ高さ役5.5メートルの砂岩製の像は、車の排気ガスなどの汚れた空気による汚れや、昆虫、植物などによる侵食が激しく、徹底した清掃・修復作業が必要と判断されたという。
像の顔の部分=写真左=は特に破損が目立つほか、左腕の部分は1896年に落雷の被害を受けた後、金属で応急処置がしてあるのみとされ、これらの修理も同時になされる予定。像の周囲には作業用の足場が組まれ=同右、石や侵食された部分をきれいにし、銅像の足元をロウで固めるほか、ハトを寄せつけないような対策もとられるという。
ハトの糞については、1905年にこの像から4トンにも及ぶハトの糞が除去され、1993年には15万ポンド(約3,000万円)をかけて像に特殊なジェルを塗布し、ハトが滑って像の上に止まれないようにする措置がとられたとされる。ちなみに今回の清掃・修復費用は38万ポンド(約7,600万円)という。
この像は、201年前のトラファルガーの海戦でフランス・スペイン連合艦隊を撃破し、命を落とした英国海軍の英雄ホレーショ・ネルソン提督を記念し、一般からの寄付2万1,000ポンド(約420万円)と政府資金の合計4万7,500ポンド(約9,500万円)を元に建立されたもの。この像と同様のネルソン像には、1808年にアイルランドのダブリンで建てられたものの、その後IRAによって爆破されてしまった「ネルソンの柱(Nelson's
Pillar)」のほか、バルバドスのブリッジタウンに建てられた、ロンドンの像よりも30年古いとされるネルソン像があるという。
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