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エリザベス朝時代の代表的な英国人劇作家ウィリアム・シェイクスピアの作品を集め、1623年に初めて出版された戯曲集「ウィリアム・シェイクスピアの喜劇、史劇、悲劇」=写真=が、今年7月、オークションの老舗「サザビーズ」で競売に出品されることになり、落札価格は350万ポンド(約7億円)にのぼるとみなされていることを各メディアが伝えた(写真は「デイリー・メール」紙より)。
この戯曲集はシェイクスピアが逝去した7年後にあたる1623年に、間違いだらけの海賊版が出回る中、シェイクスピアの作品を正式にまとめた戯曲集を作ろうと、芝居仲間が初版を刊行。当時、戯曲は読書のための文学作品とはみなされなかったため、わずか1ポンド(現在の通貨で130ポンド=約2万6,000円)程度で売られていたとされ、最初に刊行された約1,000部のうち、現存するのはわずか228部。今回競売に出品されるものは、ロンドンの図書館「Dr
William's Library」が所蔵しているものだが、図書館側では資金調達のために競売に出すことにしたという。
この初版には「あらし」「十二夜」「アントニーとクレオパトラ」「終わりよければすべてよし」「間違いの喜劇」「じゃじゃ馬ならし」などの作品36本が収録されており、このうち18本はこの初版で初めて活字になったとされる。
「サザビーズ」の古書籍専門家は、この初版戯曲集の保存状態が良いことに加え、17世紀半ばの読者が「ハムレット」の「生きるべきか、死ぬべきか」などを含む、様々な有名なセリフに印をつけたり、注釈を加えたりした跡もみられ、コレクター・アイテムとしては非常に興味深いものとコメントしている。
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