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子供のいじめといえば、かつては身体的なダメージを加えるものとされてきたが、テクノロジーの発達と共に電子メールや携帯電話のテキスト・メッセージを使った中傷や脅しで、場所を問わずに精神的苦痛を与えるいじめが急増し、いじめ方がますます陰湿になりつつある実状が調査の結果明らかになった。
ヨークのセント・ジョンズ・ユニバーシティ・カレッジの心理学者ナタリー・ノレット教授と、エジンバラのクイーン・エリザベス・ユニバーシティ・カレッジのイアン・リバーズ教授が、11〜13歳の子供1万1,227人を対象に、4年にわたって行った調査では、中傷や脅迫めいた電子メールやテキスト・メッセージを受け取ったという件数が毎年増えていることが指摘され、このようないじめの被害者は全体の15%近くにのぼったほか、この割合は女子の間ではさらに21%と高いことが分かったという。
従来のいじめは、校庭で殴られるといった、その場限りの身体的なものが主流だったが、通信技術の進歩で時間や場所を問わない陰湿ないじめが横行。コンピューターや携帯電話はコミュニケーションの手段としての域を超え、こういった機器による中傷や脅しは、いじめられっ子にとっては「逃げ場」であった自宅でさえ、もはや心休まる場所ではないことを意味し、親や教師はこの点を十分認識する必要があるとしている。
ちなみに、コンピューターを悪用したいじめには、サウサンプトン在住の12歳の少年をターゲットにした、写真入りの「いじめウェブサイト」の例があげられており、このウェブサイトを訪れた者にも、この少年への中傷や罵り言葉を書き込んでもらうコーナーまで設けてあるという悪質なものであったことが報告されている。
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