公の場における失言・暴言が続いているロンドンのケン・リヴィングストン市長が、今度は大使館員の混雑税支払いを拒否する在英アメリカ大使を「ずる賢いペテン師」と表現したことで、新たな物議をかもしていることが伝えられた。
リヴィングストン市長は新しいウェンブリー・パーク駅の完成発表を行った席で、報道陣に対し、アメリカ大使館がロンドン中心部への車両乗り入れに際し、混雑税の支払いを拒否していることに不満を表明。このような大使館側の態度が違法と証明するため、いかなる手段を用いても同大使館を英国内、またはアメリカで裁判に訴える方針であることを強調しながら、「ずる賢いペテン師」のような在英アメリカ大使が、混雑税支払い義務を逃れるのを断固として阻止する意向を明らかにしたという。
アメリカ大使館では昨年7月、在英アメリカ大使ロバート・タトル氏が新たに同職に着任する直前、ロンドン中心部に乗り入れる大使館員の車両1台につき8ポンド(約1,600円)という混雑税支払いを停止。大使館側では、通常のビジネス時間内に市内に乗り入れる車両に科せられるこの混雑税は明らかに「税金」であり、よって英国の税金システムの対象外である外交官らが支払う義務はないと主張。リヴィングストン市長がアメリカ大使を「ペテン師」呼ばわりしたことについては大げさな反応は控えているとされる。
しかしながらリヴィングストン市長は、混雑税は税金ではなく「サービス料金」とし、あくまで支払いを要求しているという。
公の場におけるリヴィングストン市長の失言はこれで3回目。これまでの同市長の問題発言には、ロンドンの夕刊紙の記者を「ナチス強制収容所の看守のようだ」となじったものや、オリンピック関連施設の建設に関わっているユダヤ系イラク人の兄弟実業家に対して「イランに帰れ」といった暴言がある。
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