入学申込者が多い、人気のある小学校は「優秀な学校」と信じ込み、よく調べもせずに自分の子供もその学校に通わせようと、わざわざ学校の近くに家を購入する中流階級の親が少なくないが、このような親は「人気校の近く」というだけで不動産に高値がつけられている状況に気づかず、多額の無駄遣いをしていると報告された。
「London School of Economics」のスティーヴ・ギボンズ氏とスティーヴ・マキン氏が経済誌「Economic Journal」に発表した調査によると、上位10%の中に入っている優秀な小学校のそばに住むためなら多少の支出も惜しまないと考える親が多いとされ、イングランド南東部に住む親は、「人気がある学校の近く」という条件だけで、平均6万1,000ポンド(約1,220万円)も高い不動産を購入しているとされる。このような親は、申込者が殺到するほどの人気はないものの、確かな実績のある、質の高い学校のそばにあるごく普通の家を選ぶことで、1万2,000ポンド(約240万円)を節約できるという。
同調査ではさらに、学校の試験結果が10%向上すれば、その学校の周囲にある不動産価格は3%上昇するとともに、入学申込者数が多い場合も、付近の不動産価格は上がることが指摘され、同じような質の学校でも、どれだけの入学希望者を魅了できるかによって、付近の不動産価格に大きな影響を与えるとされている。
調査元では、多くの親が入学希望者の数や、不動産業者の謳い文句だけでその学校に対する判断を下してしまっていると分析している。
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