技術職につく人で、総収入から生活費用を除いたお金が最も多く残るというのは、スコットランドやヨークシャーであることが調査の結果明らかになり、経済的により余裕をもって生活したいと望む人は、北部で仕事に就くべきという、これまでの南北格差のイメージを覆す結果となったことが伝えられた。
リクルート会社「Hay Group」が行った調査によると、会社役員の年収はスコットランドがロンドンの通勤エリア内よりも1万ポンド(約200万円)多い、11万6,000ポンド(約2,320万円)となっているほか、中堅管理職でもスコットランドの方が、イングランド南東部より7,000ポンド(約140万円)多い、5万7,500ポンド(約1,150万円)、新卒でもスコットランドでは12.5%多い給与をもらっているという。
生活費が高いロンドンでは、値上がりする一方の生活費をカバーできるだけ、時給も上がっているとされるものの、イングランド南部の他の地域では、生活費の値上がりに収入がなかなか追いつかないという事態が起こっており、これらの地域では多くの人が懸命に働きながらも、不動産価格や交通費の高騰をカバーするだけの収入を得るのが困難であるとされる。
また、イングランド北西部やミッドランド西部でも給与が比較的低いとされているが、ウェールズでは昇進に伴い、その努力が報われるのに十分な給与が支払われているという。
このような現象は他の同様な調査でも指摘されており、英国北部が確実に生活の質を取り戻しつつあることを主張。しかし、需要と供給の法則により、これらの地域でもやがて、不動産価格の高騰や就職競争の激化といった状況の変化が見られることになると警告されている。
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