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2012年のオリンピックに向けた、大規模な建設計画に関し、計画が予定通り進まないのは、工事の半分を請け負っている外国人兄弟実業家の責任であるとし、「イランに帰るべき」とする差別的な発言を行ったことで、この失言に対して批判の声が挙がっていることが伝えられた。
オリンピックに向けて東ロンドンには現在、出場選手3,600名のうち約半数以上を収容できる宿泊施設の建設がすすんでいるが、40億ポンド(約8,000億円)ともいわれる建設工事の施工業者グループの半数は、デヴィッド・ルーベン氏とサイモン・ルーベン氏という兄弟実業家の配下にあるという。
しかしながら、施工業者間に不和が起こっていることで、建設工事そのものが遅れ、リヴィングストン市長はかねてよりこの事態に不服を唱えると共に、法的手段を駆使して、自分が工事全体の指揮権を握ることもいとわない考えを明らかにしていたとされる。
リヴィングストン市長は21日、週に一度行われる報道記者会見の席上で、ルーベン兄弟はオリンピック村だけでなく、パディントンに新たな病院を建設する計画や、ホワイト・シティのショッピング・センター建設計画にも深刻な打撃を与えたと批判。「もし仕事の出来具合に不満なら、(ルーベン兄弟は)いつでも母国に戻り、イスラム教指導者の下ならもっといい仕事ができるかどうか試すといいだろう」とし、兄弟は「英国を去り、イランに戻るべき」と発言したという。
これに対して保守党議員からは、市長の発言は反イスラム的ともとれる、不適切なものとの非難が殺到。また、兄弟はイラク系ユダヤ人の両親の下にインドで生まれ、市長が言ったようにイラン人ではないことも指摘されたという。
リヴィングストン市長の非難について、ルーベン兄弟は声明を発表し、市長の発言内容がまったくの誤りであることを主張しているとされる。
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