材料の花崗岩だけでも500万ポンド(約10億円)をかけ、ハイド・パーク内に設置された故ダイアナ元妃の追悼記念噴水だが、この花崗岩が色あせ、またブロックの継ぎ目には髪の毛大のひびが入り始めていることが明らかになり、噴水の「老朽化」が懸念されていることが伝えられた。
新たに発見されたこのひびについて、テッサ・ジャウェル文化相は「噴水全体の構造保持に影響を与えるほどのものではない」と主張。しかしながら、同噴水の維持費としてすでに認められている25万ポンド(約5,000万円)に加え、追加メンテナンス費用として、さらに年間1,000ポンド(約20万円)の公的資金援助が必要とされており、21日に公表される公共監査委員会の報告では、噴水をめぐっての公的資金源からのさらなる支出が激しい批判の的になるものとみられているという。
故ダイアナ元妃の追悼記念噴水は2004年夏、予算を200万ポンド(約4億円)上回り、予定より遅く一般公開となって以来、問題が次々に浮上。噴水での水遊び中に900件もの事故が報告されたことで、オープンからわずか2週間後には、一時閉鎖を余儀なくされたこともある。
国会では、この噴水のメンテナンス資金確保のために、他の費用からのやりくりを迫られている管理団体「the Royal Park Agency」にとっては、あまりにも責任が重過ぎるとの批判を強める意向とされ、同噴水はすでに一部の国会議員からも、「公的資金のムダ遣い」との非難を浴びてもいるという。
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