首都圏からのびる主要高速道路のひとつであるM1の拡張工事が20日から開始され、今後2年間は、時速約64キロの速度規制や、車線閉鎖、スピード・カメラによる監視に加え、言わずと知れた交通渋滞など、ドライバーにとっては大きな「試練」の期間になるとみられていることが伝えられた。
2億8,900万ポンド(約578億円)かけて行われるこのM1の拡張工事は、ロンドンの北約16キロにわたって路線を4車線に広げることが目的。工事は2008年12月に終了予定とされる。
渋滞を少しでも緩和するため、一定人数数以上の乗った車を優先的に通す「カー・シェアリング」車線を設置する計画もあわせて発表された。この特別車線はハートフォードシャーのセント・オーバンズ付近にあるジャンクション7から、ルートン南のジャンクション10までの区間に設置され、ピーク時には2人以上が乗っている車にのみ、通行が認められるという。ちなみに、オートバイの利用に関しては未定。
車の共有情報を管理する全国的データベース「Liftshare」では、英国内の道路を走る車の中の空席は、毎日3,800万人分にも達しているとし、これが交通渋滞などの問題を引き起こす原因にもなっていると分析。これをうけ、人々に乗り合いなどを奨励する「カー・シェアリング」車線の導入に対し、英国政府はその有効性を謳い、絶対的な支持を表明している。
しかし、ドライバー団体「AA Motoring Trust」では歓迎する姿勢を示す一方で、交通渋滞を根本から解決する「万能薬」にはなり得ないと示唆。「道路工事は誰も好まないが、少なくとも車線が将来増えることを考えれば、少しは辛抱すべき」としながらも、「カー・シェアリング」車線が広く導入されているにもかかわらず、利用者があまりいないというアメリカの例を挙げ、その有効性を疑問視する見解を示している。
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