|
鉄道利用者数の増加に対応するため、アリステア・ダーリング運輸相は15日にロンドンで行なわれた会議の席上で、今後10年間のうちに、世界の他の先進国に倣って電車に2階建て車両を導入し、通勤客へのサービス向上を図る方針であることを明らかにした。
ドイツやフランス、アメリカ、オーストラリアやインドなどの国々ではすでに、一部の路線で2階建ての電車が運行されているという。この点では、英国はこれらの国に大きな遅れをとっており、英国内では現在、どの路線でも2階建て車両は導入されていない。年間10億人という国内の鉄道利用者数も、2025年までにはさらに30%の増加が見込まれているという。
問題への対応が急がれているが、ダーリング運輸相は、車幅を広くしたり、車両を2階建てにしたりといった電車のデザインや車両の長さの見直し、時刻表や停車時の所要時間の改正など、あらゆる方法を考慮すべきとしている。
同運輸相はまず、インターシティ125(都市間を結ぶ急行)路線の電車を、環境問題に配慮した車両に置き換えていくことが先決であるとし、ロンドンを基点とする高速列車路線「Channel
Tunnel Rail Link」を、さらに北部まで延長することも考えているという。
しかしながら、交通サービス向上を訴えるキャンペーン団体「Transport 2000」では、「どんなに素晴らしい計画も、実行が伴わなければ問題解決にはならない」とし、「行政はまず、利用者の声に耳を傾けるべき」とコメントしている。
© 1999- 2006JAPAN JOURNALS
LTD. All rights reserved
*本ホームページ中の記事を無断で複写複製(コピー、ペースト)することを厳禁します。
|